皆さん、ペルソナマーケティングしていますか?
ペルソナマーケティングは事実に基づいて、方向性がバッチリ定まったマーケティング。
効果が出ないハズがないのです…が。
「ペルソナってビジネスするならめっちゃ大事!」って言われても、実際は非常に難しいので、できてない方がたくさんいると思います。
ペルソナは作るにも時間かかるし、そんなにカンタンに作れないからみんな困ってるんですよね。
さらに言うと、ペルソナの作り方について事細かに載っている記事がない!
そこで、仕事でフリーランス、小規模事業主の方に向けて行ってきたペルソナの作り方をバッチリまとめてみました。
自社でペルソナを設定したいと思っている企業の方も、社内で共有して設定してみてくださいね。
ペルソナって何に使うの?
ペルソナっていうのはたった1人に絞った理想のお客さん(ユーザー)のこと。
30代…とは決めず、年齢は名前や性別はもちろん、何歳か?職業は?性格は?どんなライフスタイルを送っているのか?どこに興味を持ち、どの役職につき、どんな課題を抱え、何を目標にしているのか?
職場から生活まで実生活の行動まで徹底的に分析して事細かに作り込み、まるで実在しているかのように詳細に決めていくのがペルソナの特徴。
注意点は架空の人物だとしても、手を抜かないこと。
アンケートを取り、集計して、ぼやけているユーザー像をハッキリとさせて属性を具体的にしていくことが必要です。
ペルソナを決めると、どのような人物なのかが明確になり、情報の共有が社内で円滑に行われ、商品(コンテンツ)や、サービスをつくる際に方向性が定まり、価値の明確化が進みます。
そうすることで、広告イメージや施策なども打ち出しやすくなるのです。
⇒ペルソナマーケティングについて詳しく知りたい場合は、こちらの記事にめちゃくちゃ詳しくまとめてあります。活用事例や、具体的な紹介を掲載しています。
究極のペルソナの作り方とは
さぁ、いよいよ究極のペルソナ作りです。
ペルソナの設定は絞れば絞るほど効果が出るので、最初は怖いと思いますが、
思いっきり絞りきってしまうのがコツです。
大まかな流れとしては以下の通り、6つのステップで構成されます。
①自分の経営理念をまとめる
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②調査(情報収集)
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③仮設(仮ペルソナ作成)
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④調査(ペルソナの情報が間違っていないか再び情報を集める)
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⑤修正(差異があった箇所を修正する)
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⑥購買に結びつけるターゲットを考える
①経営理念をまとめる
まず、自分が何の目的のために動くのかを考えなければなりません。
そのためにはまずは経営理念です。
あなたの価値観を表す、会社の存在意義そのものであり、絶対にこれ抜きでペルソナを作り始めてはいけません。
経営理念はあなたがビジネスをする上で、全ての方向性を定めるもっとも大事な核となるもの。
軸がブレたり、手法にこだわったり、どうやって運用し続けていくかを第一に考えてしまうので、理念が決まってないとペルソナどころではなくなってしまうのですね。
②顧客の情報を収集する
次にペルソナになりそうな人の情報を集めます。
ここでは近そうな人の情報を集めまくってみましょう。
ペルソナに必要になるであろう項目をまとめて挙げてみます。
- プロフィール
- 年齢
- 家族構成
- 学歴
- 収入(自由に使えるお金含む)
- 仕事の概要
- 仕事の役割
- その仕事に必要なスキルや知識
- 仕事の責任範囲
- 会社や組織の概要
- 会社・組織の規模(売上・従業員数)
- 業界の概要と特徴
- 取引先との連絡方法(電話、メール、面会など)
- 1日の過ごし方
- 休み時間の過ごし方
- 休日の過ごし方
- 今の目的(仕事、家族のこと)
- 達成すべき目標(目的とセットで考える)
- 悩み(チャレンジでも良い)
- 情報の入手方法(目標の情報入手法)
- 情報入手によく使う端末とその利用シーン
- 製品やサービスを調べるにあたっての行動パターン(インターネット、展示会、セミナーなど)
- よく読む雑誌やブログ、Webサイトなど
- よく使うソーシャルメディア、ソーシャルなつながりなど
なるべく自分の理想とするペルソナに近い方に対して、インタビューや、アンケートをすることも大事。
ペルソナ作成は相手を完璧に理解することだと思っていれば間違いないです。
③情報を仕分けして仮説をつくる
ここまでペルソナが出来上がっていればたくさんのデータ情報を仕分けし、仮説をつくっていきます。
集めた資料などをまとめているとある程度、人物像が浮かび上がってくると思います。
想定された人物と、会社の方針とあってるのかな?この人じゃないかも?と考えがまとまらなくなってきます。
ここで軸となるのが経営理念です。
経営理念は事業の存在価値そのもの。
ペルソナに対しても、「これで良いのかな?」を決める大事な考え方なのです。
この人は幸せにしたい人の対象として合っているかを考えてつくりましょう。
④仮説を確証に変えるために再び調査する
今の段階ではペルソナは仮説段階です。
そのため、もう一度見直して確証に変えるために再び調査をします。
ここでは仮作成したペルソナに最も近い人から調査していきます。
この時に注目すべきポイントは
ペルソナの行動ではなく、ペルソナが行動した理由に着目することです。
- どうして朝、出社する前にコーヒーを一杯飲みたがるの?
- どうしてブログつくろうと思うと、やる前にやめてしまうの?
- どうして家族とは夫婦関係が段々悪くなっているのに、何もしないの?
いろんな行動に対して「どうして?」を付けてみるようにしましょう。
できない、やれないということは『出番』です。
できない理由に気付いた時、できるに変えられるようになります。(つまりビジネスチャンスってことです)
機能が多ければ良い、ニーズを満たせれば良いのではなく、もっと深い「ペルソナが気づいていない欲求」まで考えてみましょう。
⑤ペルソナの再定義を行う
ペルソナの仮説は正しかったのか?
④の調査結果から再び、ペルソナの再定義を行います。
方向性が合っていると思えばそれでOK。合っていれば変えなくても良いです。
ここで大事なのは修正することではなく、認識を合わせて確証を得ることです。
⑥購買に結びつくターゲットを考える
最後はペルソナが泣いて喜びながら購入してくれるように戦略を考えます。
サプライズのプレゼントを考えるように、ワクワクしながら考えていきましょう。
ちなみに、ここでは
自分の商品・サービスの想いとペルソナの想いをリンクさせることが重要です。
なぜペルソナがこの商品を泣きながら買うのか?
買ってくれたらどんな言葉を言うのか?
サービスを提供した先のペルソナの感動を創造しながら、具体的に考えていきましょう。
まとめ:究極のペルソナ作りは自己理解と他者理解
究極のペルソナの作り方は
- 自分を理解し
- 他者の情報を集め
- 想像を膨らませ
- さらに情報を得て
- 想像を確信に変え
- 自分と他者の接点を探す
という流れになります。
つまり、自己理解ができていなければペルソナ作成はできず、他者理解が深まっていなければペルソナマーケティングはできないということです。
ちなみに「作りたいけど、やっぱりどう作れば良いか分からないよ〜!」という方のために
究極のペルソナ作成ができるワークシートを用意しました。
こちらから無料でテンプレートを配布していますので、ぜひゲットしてペルソナづくりやってみてくださいね。